院長コラム 

だいとうレディースクリニック

腎虚(じんきょ)と更年期障害
漢方の病態として五臓の中の腎の働きが悪くなった状態を腎虚といいます。腎虚の症状としては精神活動の低下、リビドー(性欲)の低下あるいは亢進、骨量の低下、視力聴力の低下、頻尿、倦怠感、目口皮膚の乾燥、手足のほてりなどが挙げられます。女性は35歳から、男性は40歳頃から腎の働きが低下するとされ、徐々に症状が変化します。

男性の更年期障害(LOH症候群)としては
夜間睡眠時勃起の減退、リビドーの低下
気分変調、疲労感、認知力,知力の低下
睡眠障害
筋力、筋肉量の低下、関節痛
内臓脂肪の増加
皮膚、毛の変化
骨量の減少
などの症状が現れます。
 
いわゆる更年期障害とその後の高年期障害の症状を漢方では腎虚として捉え、ホルモンの存在も知らない時代に、それに対応していたと思われ感激しました。

更年期障害の診断には血液検査でホルモンの量を測定する必要があります。特に男性の場合はうつ状態との鑑別が問題で注意が必要です。

ホルモンが低値であればホルモン剤の適応になります。
男性ホルモンとしては注射剤または外用剤が用いられます。


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