院長コラム 

だいとうレディースクリニック

生理不順2  高プロラクチン血症
 プロラクチンとは乳汁分泌をつかさどるホルモンで、頭の中の下垂体から出ています。プロラクチンが高いと卵巣の働き(卵胞発育、排卵)が抑えられ生理不順になります。

 プロラクチンが高くなる原因としては、薬(安定剤、胃薬など)、脳腫瘍(プロラクチノーマなど)、甲状腺機能低下などがありますが、原因の無い場合がほとんどです。

 明らかな腫瘍がある場合は脳外科手術が行われます。原因薬剤があれば中止あるいは変更します。
 原因の明らかではない場合にはドーパミン作動薬を用いてプロラクチンを低下させます。最近は週1回の服用ですむカバサールが用いられます。


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