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 トピックスの内容
避妊法
腎虚(じんきょ)と更年期障害
尖圭コンジローマに新しい治療法
閉経後骨粗鬆症と女性ホルモン
風邪の漢方治療
禁煙外来
ヘルペス感染
冷えの漢方療法
にきび
子宮頸がんの精密検診
子宮がん検診
生理不順1  多のう胞性卵巣症候群
生理不順2  高プロラクチン血症
更年期障害とホルモン補充療法
更年期障害の漢方療法
ピルのいいとこ 副効用
生理を遅らせたい(月経の移動)
ピルと子宮筋腫、子宮内膜症
クラミジア感染症
淋菌感染症
黄体機能不全
基礎体温(BBT)
性器脱、膀胱瘤
膣炎
モーニングアフターピル(緊急避妊法)
夏ばて、夏痩せの漢方
月経困難症
汗の異常
尿失禁
乳がん検診
不妊症と不育症
中隔子宮と双角子宮

 避妊法
日本での避妊法としては下記の方法があります。
一年間に100人のヒトが理想的な使い方をした場合に妊娠する人数(パール指数)を下に示しました。(カッコ内は一般的な使い方の場合)

               パール指数
コンドーム            2   (15)     
リズム法(荻野式、BBT)    1〜9   (25)     
殺精子剤             18  (29)
     
経口避妊薬(OC,ピル)     0.3  (8) 
避妊リング(IUD)      0.1-0.6   (0.1-0.8)   
                                
避妊手術            0.1-0.5  (0.15-0.5)

殺精子剤までは古典的避妊法、経口避妊薬以下は近代的避妊法と言われています。
実際には理想的な使用は難しいので、古典的避妊法では多くの方が妊娠します。日本以外ではコンドームは感染症予防の方法とされています。

経口避妊薬は低用量となり副作用も少なく避妊効果も高く、出産の経験のない方にお勧めです。経口避妊薬での妊娠は飲み忘れ、下痢などの体調不良などが原因です。3日間忘れた場合、すぐ飲みはじめ1週間の避妊が必要です。

避妊リング(IUD)は以前に比べると装着も非常に簡単になっており、充分な避妊効果が期待できます(銅付加型IUDは99.9%以上の避妊効果あり)。種類によって2年間あるいは5年間有効です。

最近では経口避妊薬と避妊リングを合わせたようなシステム(LNG−IUS:ミレーナ)も発売されています。1回の装着で5年間有効とされており、セレブ御用達(値段が高いから?)とも言われています。通常のIUDでは月経量が増える場合がありますが、ミレーナは逆に月経量が減少しますので過多月経の方にお勧めです。

外国では経口避妊薬以外にも注射、貼り薬、膣リングなどの方法も一般的になっています。残念ながら現在のところ日本では承認されていません。 


 腎虚(じんきょ)と更年期障害
漢方の病態として五臓の中の腎の働きが悪くなった状態を腎虚といいます。腎虚の症状としては精神活動の低下、リビドー(性欲)の低下あるいは亢進、骨量の低下、視力聴力の低下、頻尿、倦怠感、目口皮膚の乾燥、手足のほてりなどが挙げられます。女性は35歳から、男性は40歳頃から腎の働きが低下するとされ、徐々に症状が変化します。

男性の更年期障害(LOH症候群)としては
夜間睡眠時勃起の減退、リビドーの低下
気分変調、疲労感、認知力,知力の低下
睡眠障害
筋力、筋肉量の低下、関節痛
内臓脂肪の増加
皮膚、毛の変化
骨量の減少
などの症状が現れます。
 
いわゆる更年期障害とその後の高年期障害の症状を漢方では腎虚として捉え、ホルモンの存在も知らない時代に、それに対応していたと思われ感激しました。

更年期障害の診断には血液検査でホルモンの量を測定する必要があります。特に男性の場合はうつ状態との鑑別が問題で注意が必要です。

ホルモンが低値であればホルモン剤の適応になります。
男性ホルモンとしては注射剤または外用剤が用いられます。


 尖圭コンジローマに新しい治療法
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(イボのウイルス)の感染が原因で発症します。パートナーとの感染が問題になりますので早めに治療する必要があります。

 今までの治療法としては電気メスによる焼灼、液体窒素による冷凍凝固などの外科的治療が主でした。薬物としては抗がん剤を使用することもありますが保険診療外になります。

 今回、尖圭コンジローマ治療薬としてイミキモド クリームが保険適応になりました。サイトカイン(インターフェロンなど)を誘導してウイルスをやっつける作用があります。使用方法に注意が必要ですが、新しい治療として選択肢が増えました。

 閉経後骨粗鬆症と女性ホルモン
はじめに
 女性ホルモンは、女性の健康に深く関与していることが知られていますが、女性は閉経を迎えると、卵巣の働きが低下して女性ホルモンが急に少なくなります。そのため、更年期障害、膣炎、頻尿、高脂血症、乾燥肌などの症状が現れます。さらに、女性ホルモン、特にエストロゲンは骨を守る働きがありますが、閉経後はエストロゲンの低下により骨の吸収が高まり、急速に骨量が減少します。閉経後骨粗鬆症とは、女性ホルモンの低下と加齢により骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。閉経期以降の女性4人に1人が骨粗鬆症であると言われています。

診断
 骨粗鬆症の診断には骨量の測定が必要です。原則として、腰椎の骨密度を測定し、若い人(20〜44歳)の骨密度(YAM)と比較して、70%未満であれば骨粗鬆症と診断されます。閉経後は、年齢相当でも骨量が減少していることになりますので注意が必要です。
 最近では、尿検査、血液検査で今どの程度、骨が吸収されているか判断することができます。

治療薬
 骨量を増加させる薬として以前はエストロゲンと注射剤のカルシトニンのみでしたが、最近では強力な骨吸収抑制剤であるビスフォスフォネートや、骨にはエストロゲンとして働くラロキシフェンが出てきました。
 その他に骨量の増加は少ないですが骨質の改善として、ビタミンK,D3が用いられます。

ホルモン療法 
 エストロゲンは女性の若さを保つホルモンとして、1960年代より導入されました。その後、エストロゲンだけでは子宮内膜がんが増加することが分かり、現在は黄体ホルモンと併用することで内膜がんの発生を防いでいます(ホルモン補充療法)。更年期障害、頻尿、膣炎などの泌尿生殖器症状を伴った方であれば、骨粗鬆症の治療としてホルモン補充療法が第一選択になります。
 閉経後、早期にホルモン療法を始めると心筋梗塞などの冠動脈疾患も減少しますが、動脈硬化のある70歳以上から始めると逆に増加します。その他の注意点としては乳がんと静脈血栓症があります。乳がん、喫煙、血栓症の既往がある方などはホルモン療法ではなく他の薬剤が適しています。
 エストロゲン剤にも飲み薬、貼り薬など種類があり、それぞれに特徴があります。さらに、投与量による効果の違いもありますので、ホルモン濃度、症状の改善度などを考慮し、投与量を決める必要があります。

 注意すべき点
 骨量は年齢平均との比較ではなく20歳から44歳の平均値と比較する。 骨量は腰椎のDXA法が最も鋭敏です。

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